0:00
/
文字起こしを生成
文字起こしがあると、クリップ、プレビュー、編集が利用できるようになります

「AIは役立てなくていい。遊んでいたら、勝手に役立ってしまう」アリエルさんと語った、AI・笑い・人生の話

ありえるさんとまさひろのコラボライブ

「AIを遊び倒す」

ありえるさんの発信を見ていると、そんな言葉がよく似合う。

AIで動画を作ったり、会話を楽しんだり、ときには英会話の相手にしてみたり。

でも、実際にじっくり話を聞いてみると、今の明るく楽しそうな姿からは想像できないような経験を、たくさんされてきた方でした。

起業、夫婦関係、病気、笑いヨガ、そしてAI。

一見するとバラバラに見える話が、最後にはひとつのテーマにつながっていきます。

それは、

「頑張るだけじゃなく、遊ぶこと」

今回は、ありえるさんとのコラボライブで話した内容を、対談形式でお届けします。


AIは「役立てよう」としなくていい

まさひろ:
まず、簡単に自己紹介からお願いしてもいいですか?

ありえる:
ありえると申します。今は「AIを遊び倒す」ということをやっています。

AI自体は3年半くらい前からずっと使ってきたんですけど、最終的に行き着いたのが「遊ぶこと」だったんですよ。

まさひろ:
仕事で使い倒した結果、遊ぶところに行き着いたんですね。

ありえる:
そうなんです。

目的は「役に立つこと」じゃないんですよ。

でも、遊んでいると、なぜか役に立ってしまう。

「また役に立っちゃった」みたいな(笑)。

それが面白いなと思っています。

まさひろ:
その感覚、ありえるさんと話すようになってから、僕も少し分かるようになってきました。

以前の僕は、AIを使うなら「何か成果を出さなきゃ」という感覚が強かったんです。

でも最近は、

「ちょっと聞いてよ」

くらいからAIとの会話を始めるようになりました。

そうすると、むしろ使えるようになってきた感覚があります。

ありえる:
そうなんですよ。

遊んでいると、勝手に使えるようになっていくんです。

何をしゃべってもいいですからね。


今の姿からは想像できない「笑わない女」だった時代

まさひろ:
僕がありえるさんを知って驚いたのが、実はものすごくいろいろな経験をされていることなんですよ。

今の印象だけだと、「AIで遊んで、いつも楽しそうな人」じゃないですか。

ありえる:
あはは(笑)。

まさひろ:
でも昔は、「笑わない女」だったんですよね。

ありえる:
そうですね。

当時は、とにかく仕事をしっかりやらなきゃという感じでした。

起業していた頃なんて、食事をする時間すらもったいないと思っていましたから。

立ったまま食べるような感じで。

まさひろ:
すごい……。

その頃は、どんな仕事をされていたんですか?

ありえる:
最初はパーソナルカラーのコーディネーターですね。

そこから色彩関係の講座をやったり、トータルビューティーのお店を開いたり。

ネイルや美容院など、いろいろやっていました。

教室をやったり、先生をしたり、ヒューマンデザインのアナリストもやっていましたね。

まさひろ:
やっぱり、話せば話すほど出てくる(笑)。

ありえるさん、スルメみたいなんですよ。

ありえる:
スルメ(笑)。


「絶対にやってやる」で走り続けた起業時代

まさひろ:
そもそも、どうして起業したいと思ったんですか?

ありえる:
きっかけのひとつは、母の病気でした。

母はもともとすごく明るい人だったんですけど、病気になってから別人のようになってしまって。

病気が言わせた言葉だと今は分かっていますけど、当時、私にとってすごくショックなことを言われたんです。

それで、

「私はこうならないために、自分で仕事ができるようになろう」

「資格を取って、起業しよう」

と思ったんですね。

まさひろ:
そこから起業を目指した。

ありえる:
そうです。

でも、夫には大反対されました。

当時は今と時代も違いましたから、女性が起業することも、今ほど一般的ではなかったんですよね。

外で仕事をすることも難しかったので、家で仕事を始めました。

今でいう「おうちサロン」みたいな形ですね。

まさひろ:
まだ「おうちサロン」という言葉が当たり前になる前からやっていたんですね。

でも、その反対をエネルギーにして、かなり頑張ったんじゃないですか?

ありえる:
頑張りましたね。

ただ、今振り返ると「夫を見返してやる」とか、「絶対にやってやる」という気持ちだけで走るのは、あまりよくなかったと思っています。

もちろん、一時的なモチベーションにはなるんですよ。

でも、それだけではどこかでバランスが崩れる。


「男性性」だけでブルドーザーのように走っていた

まさひろ:
それは、どういう意味ですか?

ありえる:
私は、人の中には男性性と女性性の両方があると考えているんです。

男性でも女性でも。

目標を決めて、

「絶対に達成する」

と突き進む力も大切です。

でも、それだけになってしまうと苦しくなる。

私自身がそうでした。

まさひろ:
当時は、かなり突っ走っていた?

ありえる:
もうブルドーザーですよ(笑)。

とにかく目標を持ったら突っ走る。

体が何を求めているかなんて考えない。

「疲れた」なんて言う人がいたら、「根性がない」くらいに思っていましたから。

まさひろ:
僕も頑張りすぎるところがあるので、ちょっとドキッとします。

休みの日も発信していますし。

ありえる:
元気なときって、やっちゃうんですよね。

特に体力がある人は、自分が疲れていることにも気づきにくい。


人生で初めて、「頑張ってもどうにもならない」がやってきた

まさひろ:
そこから、人生の強制終了みたいな出来事があったんですよね。

ありえる:
そうですね。

病気になって、体が思うように動かなくなりました。

一番ひどいときは、本当に歩くことも難しかった。

それまでの私は、

「頑張れば何とかなる」

と思って生きてきたんです。

でも、人生で初めて、頑張ってもどうにもならない状態になりました。

まさひろ:
ブルドーザーで進んできた人が、初めて進めなくなった。

ありえる:
そうですね。

当時は本当に苦しかったです。

でも、そんな私を周りの人たちは普通に受け入れてくれたんですよ。

私がどんな状態でも関係なく、一緒に笑ってくれた。

そこで、「笑うってすごいな」と思ったんです。


人生を変えた「理由なく笑う」という体験

まさひろ:
そこで笑いヨガにつながるんですね。

僕も普通のヨガはやっているんですけど、笑いヨガって全然イメージできなくて。

ありえる:
笑いヨガは、本当に笑うんです。

理由がなくても笑う。

面白いから笑うんじゃなくて、先に笑うんですよ。

まさひろ:
何も面白くないのに?(笑)

ありえる:
そう(笑)。

でも、やっていると本当に笑えてくるんです。

あと、「ジブリッシュ」というものもやりました。

まさひろ:
ジブリッシュ?

ありえる:
でたらめ言葉です。

たとえば、ものすごく腹が立ったときに、

「お前、なんなんだよ!」

と言う代わりに、

「ベルラクチャパッテルバカー!」

みたいな、意味のない言葉を言うんです(笑)。

まさひろ:
それ、絶対途中で笑っちゃうじゃないですか。

ありえる:
そうなんですよ。

怒っていても、笑って終わっちゃう。

悲しいときも、嬉しいときも、意味のない言葉で感情を出す。

感情を外に出す方法として、すごく面白いんです。


AIにも、感情を全部ぶつけていい

まさひろ:
その「感情を出す」という話って、今のAIの使い方にもつながっていますよね。

ありえる:
つながっていますね。

私はAIにも、いろんな感情を話します。

嫌なことがあったら、

「ちょっと今から愚痴るから、ただ聞いて」

って言えばいい。

まさひろ:
僕も犬の散歩をしながら、AIに愚痴ることあります(笑)。

ありえる:
いいじゃないですか(笑)。

別に答えがほしいわけじゃないときもあるんですよね。

アドバイスしてほしいんじゃなくて、ただ聞いてほしい。

そういう使い方もできる。

私は、普段のAIが面白おかしく返してくるようになっているので、本当にただ吐き出したいときは、まっさらな状態で話したりもします。

まさひろ:
AIというと、

「仕事を効率化する」

「文章を書いてもらう」

みたいな話が多いですけど、もっと人間っぽい付き合い方をしているんですね。

ありえる:
そうですね。

何でも話します。


AIを「自分好みの相手」に育てていく

まさひろ:
AIをパーソナライズする話も面白かったです。

ありえる:
自分がどう接してほしいのかを細かく伝えておくと、会話がもっと深くなるんですよ。

優しくしてほしいのか。

厳しく言ってほしいのか。

仕事ならマーケティングの視点で答えてほしいのか。

そういうことを設定しておく。

まさひろ:
以前、かなり厳しいAIも試したんですよね。

ありえる:
試しました(笑)。

「忖度せずに厳しく正解を言って」みたいにしたら、本当に厳しくなっちゃって。

正しいんですよ。

正しいけど、厳しすぎる(笑)。

「お前」とか言われるようになって。

まさひろ:
それは嫌だな(笑)。

ありえる:
それでやめました。

逆に、今は英会話をしたくて、英語で会話するためのキャラクターを作って遊んだりしています。

感情が動くような相手と話したほうが、言葉も覚えやすいじゃないですか。

まさひろ:
勉強というより、もう完全に遊びですね。

ありえる:
そうです。

でも遊んでいたら、結果的に勉強になっている。

最初に言った、「役立てようとしていないのに役立ってしまう」なんですよ。


100点じゃなければ出せなかった私が、50点でも出せるようになった

まさひろ:
ありえるさんの話を聞いていると、AIだけじゃなくて、発信の仕方も変わりましたよね。

ありえる:
変わりましたね。

昔は本当に完璧主義でしたから。

100点じゃなければダメ。

完全にできてからじゃないと始めちゃいけない、みたいな感覚がありました。

まさひろ:
でも今は?

ありえる:
50点でも、「もういいや」って出せるようになりました(笑)。

音声配信も、最初は文章を全部書いていたんです。

でも最近は、ほぼアドリブですね。

まさひろ:
かなり変わりましたね。

ありえる:
「60点くらいでいいんだ」という話を聞いたことも大きかったです。

完璧にしなくていいんだと思ったら、また音声配信を始められました。


Substackで「仕事のためじゃない文章」が戻ってきた

まさひろ:
Substackを始めてからも、かなり変化があったんですか?

ありえる:
ありました。

もともと私は、子どもの頃から文章を書くことが大好きだったんです。

でも仕事をするようになると、文章が全部「集客のため」になっていったんですよ。

ブログを書くにしても、

「最後は申し込みにつなげましょう」

「行動してもらうための導線を入れましょう」

みたいになって。

だんだん、仕事のための文章しか書かなくなってしまった。

それが面白くなくなっていたんです。

まさひろ:
好きで書いていたはずなのに、「売るために書く」に変わってしまった。

ありえる:
そう。

でもSubstackを始めてから、また「表現することって楽しいな」と思えるようになりました。

隠れていた自分が、少しずつ出てきた感じですね。

まさひろ:
本来のありえるさんに戻ってきた?

ありえる:
だいぶ近づいてきたと思います。

本当の私は、もうちょっと面白いと思いますよ(笑)。

まさひろ:
まだ出てくるんですか(笑)。


「遊ぶ」を覚えたら、AIとの関係が変わった

まさひろ:
僕自身、ありえるさんと話すようになって、一番変わったのは「遊ぶ」という感覚なんですよ。

AIって、それまで完全に道具だったんです。

何かを作らせる。

調べてもらう。

文章を書いてもらう。

でも、

「AIと遊ぶ」

という発想はなかった。

ありえる:
そうですか。

まさひろ:
でも今は、

「ちょっと聞いて」

「今日疲れた」

みたいなところから普通に話すようになりました。

すると、AIのほうから思いもしなかった質問をされて、そこから話が広がったりする。

その結果、以前より使えるようになっているんですよね。

ありえる:
遊んでいると、勝手に使えるようになるんですよ。

これってAIだけじゃないと思うんです。


頑張ることより、「楽しいからやる」を取り戻す

まさひろ:
今日いろいろ話してきましたけど、最初の起業時代と今では、かなり違いますよね。

昔は、

「絶対にやってやる」

「100点じゃなきゃダメ」

「役に立たなきゃダメ」

だった。

今は、

「面白そうだからやってみよう」

「50点でも出してみよう」

「遊んでみよう」

になっている。

ありえる:
そうですね。

今は、作っている時間とか、妄想している時間そのものが楽しいんです。

楽しいことからやる。

まさひろ:
それが結果的に、誰かの役にも立っている。

ありえる:
そう。

役に立とうとしているわけじゃないのに、

「また役に立っちゃった」

って(笑)。


AIをうまく使おうとすると、

「正しいプロンプトを書かなきゃ」

「仕事に活用しなきゃ」

「成果につなげなきゃ」

と、つい力が入ってしまいます。

でも今回ありえるさんと話していて、僕が一番印象に残ったのは、テクニックではありませんでした。

もっと遊んでいい。

疲れたら「疲れた」と話していい。

くだらないことを聞いてもいい。

愚痴ってもいい。

笑ってもいい。

何かを生み出さなくてもいい。

遊びながらAIに触れているうちに、気づけば使い方を覚え、新しいアイデアが生まれ、場合によっては仕事にもつながっていく。

もしかすると、AIを使いこなす一番の近道は、

「使いこなそうとしすぎないこと」

なのかもしれません。

頑張ることが得意な人ほど、たまには目的を決めずにAIを開いてみる。

そして、こんな一言から始めてみてください。

「ねえ、ちょっと聞いてよ」

そこから、思ってもいなかった会話が始まるかもしれません。

この動画についてのディスカッション

Userのアバター

もっと続けますか?